犬の膿皮症の原因や症状、治療方法について

膿皮症は、皮膚で黄色ブドウ球菌などの細菌が異常に繁殖した事によって起こる皮膚疾患です。
発症すると、犬の皮膚に膿を含んだ吹き出物(膿痂疹)が現われ、皮膚の赤みやかさぶたなどの異常が生じるようになります。
そして、症状の進行とともに、強い痒みを引き起こすようになっていきます。


目や口に入っても安心安全
犬の膿皮症
犬の皮膚病、痒みのケアに

犬の膿皮症の治療

 

膿皮症の治療は、主に抗生物質の内服薬を使用して治療が行われます。

 

また、薬用シャンプーによる患部の洗浄や、薬浴による全身洗浄が行われる場合もあります。

 

皮膚に生じた痒みの影響で、噛み傷や掻き傷の状態がひどい場合など、薬用シャンプーや薬浴によって余計に皮膚を傷付けてしまう可能性のある場合には、刺激の少ない消毒薬だけを使用して、患部の殺菌が行われる場合もあります。

 

ノミやマダニの感染、アトピーや食物アレルギーによる皮膚疾患、内臓疾患やホルモン異常など、他の病因が背景にある場合には、
そのままでは治療効果が得られにくいため、その治療も同時に行われます。

 

長期的に膿皮症の症状が治まらず、慢性的な病変が続いている場合には、このような他の病気が関与していたり、抗生物質への耐性菌が発生しており、抗生物質を使用しても、病態が改善しにくくなっている場合があります。

 

治療中は、犬の皮膚や被毛を清潔に保つとともに、身の周りの生活環境も衛生的に保つ事が大切になります。

 

膿皮症の発症は、もともと皮膚が弱い体質であったり、アレルギー体質によって皮膚炎が生じやすくなっている事が背景にある事も多いため、自宅でシャンプーを行う際には、皮膚への刺激の少ない物を使用したり、溶液を薄めて使用するようにして、シャンプーによる皮膚の乾燥や肌荒れにも注意しながら行う必要があります。

 

また、膿皮症は、治りかけてはまた再発を繰り返すというケースもよくありますので、膿皮症を最も発症しやすい春から夏の間は、定期的に犬の皮膚の状態を観察しておく事も大切です。